日時

場所

講師
 

テーマ 
会費
問合せ

平成25年3月6日(水)
講演:18:30~19:30 (受付は18:00より)
懇親会:19:30~ (無料)

高知商工会館

徳島眉山倫理法人会相談役 
東邦フイルム株式会社代表取締役社長 
三谷郁彦法人レクチャラー

倫理に出逢えて・・・

講演・懇親会ともに無料
倫理法人会事務局
TEL088‐878‐7353
FAX088‐878‐7355

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 3月6日(水)は、東邦フイルム㈱ 代表取締役 三谷 郁彦(みたに ふみひこ)氏(徳島眉山倫理法人会 相談役)の事業体験発表を頂きます。

昭和47年4月創業の東邦フイルム㈱は、合成樹脂フイルムの加工ならびに販売(包装資材製造販売)を行っています。
 三谷氏は、二代目社長として「お客様第一を原点に、常に公明正大謙虚な心で仕事にあたり、天を敬い、人を愛し、仕事を愛し、会社を愛し、社会を愛する心でありたい」を経営理念とし、誠意・熱意・創意で何事も勇気をもって挑戦し続ける会社を目指して努力されています。

 また翌朝7日(木)6:00に、ホテル日航高知旭ロイヤルにて、三谷郁彦氏をお招きしモーニングセミナー「続けることの大切さ」を開催いたします。どうぞご参加ください

 まだ出欠のお返事のされていない方でも飛び入り参加大歓迎ですが、懇親会に参加される方は、お食事の準備がありますので、3月6日(水)のお昼までにご連絡いただけたらうれしいです。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月28日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社コーケン綜合企画代表取締役 宗圓寛司

成功者でなくても倫理!

無料

100円(ホッとな話と、美味しいパンとコーヒーをご一緒にどうぞ)

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次回2月28日(木)は、株式会社コーケン綜合企画 代表取締役宗圓寛司氏(高知市中央倫理法人会普及拡大委員長)による体験発表をいただきます。

高知市五台山にて不動産業を営んでいる宗圓氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、宗圓氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

モーニングセミナーは、経営者の「目からうろこ」の事業体験発表が聴ける唯一の勉強会です。一歩勇気を出してご参加下さい。継続は力なりです。
多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回2月21日(木)のモーニングセミナーは、株式会社アイユート常務取締役 窪田哲也氏(高知市広報委員長)より、「私 日本で一番大切にしたい会社におりました」をテーマに体験発表がありました。

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2月21日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)アイユート常務取締役 窪田哲也氏(高知市広報委員長)より、『私、日本で一番大切にしたい会社におりました』と題して講話を行っていただきました。

 まずは、中越会長より、「モーニングセミナーは、全国のどこかで開催されていて、全国の倫友が活躍しています。県外に行った際にはぜひ参加してみてください。倫理での学びは、いろんな場面で活かされなければいけません」と力強く挨拶されました。

 続いて、(株)山岸竹材店 山岸龍二氏(高知土佐倫理法人会専任幹事)の会員スピーチです。「一日の業務の中で、一番大切にしているのは朝礼です。会社の進むべき道を伝える唯一の場所です。 活力朝礼を取り入れてから、社員の発言が多くなりました。接客態度や自分をアピールすることにもつながっています」と、朝礼の効果についてお話し頂きました。

 20130221a.jpgそして、窪田氏の講話です。氏は、坂本光司法政大学大学院教授のベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』に掲載されている「富士メガネ」に勤めていました。その時の経験をお話し頂きました。

■入社のきっかけ
 窪田氏は、高校3年生の時に、「これからはパソコンの時代だ。プログラムを学ぼう」と思っていたそうです。
ですが、お父様から、「将来は高知で眼鏡店をするつもりだ」と言われ、思い直して、名古屋の眼鏡専門学校に4年間通いました。
 卒業後は、お父様が常務をやっていた富士メガネに入社しました。

 富士メガネにはいくつかのエピソードがあります。創業者の金井武雄氏は、メガネを掛けている人の顔を見て、少しでも似合わなかったりすると、どうしても気になって仕方がなかったそうです。
 そして、経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏にも手紙を書いています。新幹線開通を祝う大阪駅でのテープカットのテレビ中継。松下氏のメガネがずり落ちていたそうです。金井氏は、それに気付き、メガネがずり下がっているのは不格好であり、海外へも行かれる機会が多い貴方が、そのようなメガネを使用されているのは日本のメガネ業界の恥のように思われるので、どうぞ調整させていただきたい、という内容の手紙を送付しました。
 そして、松下氏を自分の店に連れて行って眼鏡を治したそうです。松下氏は後に著書「折々の記」の中で、「世界一のメガネ屋さんだ」とすっかり感じ入ったと書き残しています。

■職場での体験
 新入社員として配属された先での出来事です。上司から「なにができる?」と聴かれて、できます、と答えたら、「できるわけないじゃないか!」と言われました。できるかどうかをテストすることもなくいきなり、「できるわけない」と言われたことに立腹するも、どうすることもできず、製作部門に配属されました。

 半年後、店頭に出ましたが、ついつい製作での経験を口に出す窪田氏に対して上司から「生意気だ」と言って叱られて、再び製作部門に配属されたそうです。
 入社一年後、技術も身についてきた頃の出来事です。ある上司に、ゴミの分別の間違いを指摘したところ、「俺を誰だと思っている!」と怒鳴られました。規則を破ることに頑張ってもらうより、規則を守ることに頑張ってほしい、と感じたそうです。
 やがて、技術もさらに磨かれ、加工枚数と破損率の少なさではベスト5に入るほどになりました。マネージャーにも昇格できました。
 仕事は順調ではありましたが、ショックなこともありました。先輩が、会社での決定事項を忠実に守って対応したところ、お客様を怒らせてしまい、始末書を書くことになったそうです。
 窪田氏は、忠実に職務を果たした先輩を守れなかった会社に対して強い憤りを感じました。正義感の強い窪田氏らしいエピソードです。

■最後に
 「普段言ってることと、やってることが違うと、部下はやる気を無くします。部下は、上司にこき使われたいと思っていますが、この人にはこき使われたくない、というのもあります。そのことが会社全体での働きにどのくらい影響するのか、という事を考えることが重要です。
 一体感、モチベーションの維持が大事です」と締めくくって頂きました。

 有名な会社での貴重な体験や、また組織の中で気を付けるべき事柄についても聴くことができ、参加された皆さんも納得していました。貴重な体験談をお話し頂きありがとうございます。

(文責 中宏文)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月21日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社アイユート 常務取締役 窪田哲也

私 日本で一番大切にしたい会社におりました

無料

100円(ホッとな話と、美味しいパンとコーヒーをご一緒にどうぞ)

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次回2月21日(木)は、株式会社アイユート 常務取締役 窪田哲也氏(高知県倫理法人会 広報委員長)による体験発表をいただきます。

ご存じ「メガネのアイユート(イタリア語でお役に立つ)」は、平成20年のオープン以来、1.メガネの命は技術と考え技術にこだわります 2.オシャレで快適なメガネのご提供 3.万全のアフターサービスの実施 4.メガネのホームドクターとして一生のお付き合い 5.信頼価格に徹する の5つの誓いを追求され、今や高知県ではトップブランドとなっています。

窪田氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、窪田氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回2月14日(木)のモーニングセミナーは、社団法人倫理研究所 法人局 有坂宏一方面長より講話がありました(参加者総数20名)。

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2月14日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(社)倫理研究所 法人局 普及事業部 有坂 宏一中国四国方面長より十七箇条を学ぶ - 『万人幸福の栞』を読む- と題して講和を行なっていただきました。


 まずは中越会長から「2月11日12日と中国四国方面長会議に参加してきました。様々な方が参加していましたが、倫理の仲間はとにかく元気であり、高知の活性化には倫理の力が必要になるとの思いで帰ってきました。」との挨拶がありました。

 

20130214a.jpg

 濱田副専任幹の会員スピーチでは、都心などでは朝活と称して勉強会をしているが、倫理のモーニングセミナーも同じ。一人で、自己啓発や成功例の本を読むよりは、倫友の実体験を聞いて勉強できている事がとても嬉しい。とのお話がありました。

 続いて有坂方面長の講話です。
中越会長も参加された中国四国方面長会議について、今年度の倫理法人会は「拡充」をテーマにしておりますが、更にその「充」のテーマに関して、倫理体験を発表する場が色濃く設けられた会合であったとの事です。
 従来の中心軸である仲間作りに加えて、どのように実行、実践しているか、また実行、実践によってどのような苦難があり、その苦難を乗り越えてどのような幸せが訪れたか、といった事を話し合っていく会合が持たれたようです。 

20130214b.jpg

 有坂方面長から高知について、四国内で高知が最初に倫理の灯がともった場所であり、元が、リーダーが、兄貴分が元気にならなければ、周りが元気にならない。その為にも元である高知は重要。との話があり、また、倫理法人会の活動だけではなく、家族間でも同様であり、父、先祖を軽んじるような環境は子供に悪影響を与えてしまう。といったことを万人幸福の栞8条62頁3行目を引用し説明していただいた。

 その万人幸福の栞の誕生のいきさつですが、どなたが話したかは今となっては不明ですが、丸山先生に「倫理の本で電車の中でも読めるような小さな本があると良いですね。」と発言された事がきっかけとなったようです。
 丸山先生は生前、膨大な量の著作・論文を残しており、現在は丸山敏雄全集という形となっております。別巻合わせて27巻あり、会議室などによく見かける長方形のテーブルの端から端までのボリュームとなります。万人幸福の栞は、その丸山敏雄全集をギュッと凝縮されたもの、エッセンスが詰まったものとの事です。その栞に読み方について、著者の真意を正確に把握するため、先入観をできるだけ排除する事と言われておりました。

 また、実践の一例としまして、静岡県沼津北倫理法人会の「声かけファーム」さんをご紹介されました。その声かけファームさんでは、自社で栽培されているトマトに対し、「ありがとう」「甘いね」「美味しいね」などの感謝の言葉を毎日言い続けたそうです。
 その結果、そのトマトの皮は薄く、果物よりも甘く変化したそうです。それだけでは分からないとのことで、別のトマトには「ばかやろう」「まずい」あるいは全く無視する言葉をかけ続けたそうです。

 かける言葉以外は全く同じ環境で育てたにも関わらず、後者のトマトは、皮は厚く、酸味のきついトマトとなり、近所の方に配った際には、お金を貰ってもいらないとまで言われたそうです。これは、作物だけではなく、私達の子供に対する対応にも共通するようです。
 昔のヨーロッパや現在の日本でも赤ちゃんを対象に実験が行われたようですが、結果、良い言葉をかけ続けた赤ちゃんは普通の環境で育てた赤ちゃんよりも身長・体重などの成長面で、40%以上の差が出てきたとのことでした。
 言葉は言霊、魂を伝えていく、伝わり方によって良くも悪くも変わっていく。ということもお話されておりました。
 

20130214c.jpg

 有坂方面長の実体験としまして、本日のモーニングセミナーでの輪読 万人幸福の栞8条「明朗は健康の父、愛和は幸福の母」にのっとり、有坂方面長の中学2年生の時の話をしていただきました。
 有坂方面長は、6歳の頃から倫理に触れておりましたがその当時は学んでいるつもり、分かっているつもりであったとの事です。しかし、中学2年生の出来事をきっかけに「倫理はいいな~」と思える強烈な体験がされたようです。
 有坂方面長は0歳の時から病気を患っており、毎年一回は病院で検査をしなければいけないという状況でした。そして中学2年生の時に主治医から、「体力もついたし手術をしよう」を提案されたようです。その時の有坂方面長は、手術は怖いな~と不安な気持ちで一杯になり、様々な方法で手術を避ける手立てを探ったようですが、主治医の意思は強く、手術は実行されることになりました。
 入院の際は、両親は午前中仕事を休んでくれ、親子三人で病院に向かいました。病院に到着し、病院からの説明を終え、いよいよ両親との別れの時となりました。母親は頑張れ、頑張れと声をかけてくれましたが、父親は職人気質であり、一言だけ「頑張れよ」と残して帰って行きました。それ以降は、母親と叔母が代わる代わる病院にお見舞いに来てくれましたが、入院中はおろか手術当日も父親は来てくれませんでした。そういった父に対し、責め心が出てきました。
 また、自分だけがこんな苦しい思いをしなければならないのか、との思いも強くなってきました。
 そして、手術が終わって数日、その責め心の気持ちを察してか、叔母から「お父さん、お母さんを恨んでは駄目よ」との話がありました。その叔母の言葉に反論する有坂方面長に対し、叔母は入院当日両親がどうやって帰ったか分かる?と問いかけます。それに対し、有坂方面長は、電車とバスを乗り継いで帰ったんじゃないの?と答えます。しかし、実際には、両親は歩いて帰ったとの驚きの答えが帰ってきました。
 その歩いて帰った訳とは・・・
 有坂方面長の事を想った両親は涙が止まらなくなって、電車に乗ることができなかったとの事でした。
 その話を聞いた有坂方面長は、辛いのは自分だけと思っていたが、父母も辛いことが分かったとの事です。その時に母親が病院に置いてくれていた万人幸福の栞14条「希望は心の太陽である」を、繰り返し、繰り返し読んだとの事でした。

 14条は、いついかなる時でも、どのような場所でも、明るく希望を失わない事が、自分の運を、巡りを良くしていく、強運を掴む事につながっていくという意味であり、辛い時でも必ず明日がくると思いながら有坂方面長は何度も何度も読まれたと話されていました。

 そういった気持ちの変化の影響か、手術後3週間かかると言われていた入院が2週間で退院となりました。その退院の日には、母親が一人で迎えに来てくれましたが、会計を済ませ病院を後にした際、すぐさま母親が病院に向かってしばらくお辞儀をしておりました。その姿に「倫理とはこういうことなんだ」と気付きを感じたとも話されておりました。
 

20130214d.jpg

 それから自宅に戻り、父親との再開となりますが、「おかえり」と父親はいつも通りでした。ところが、いつも通りと思っていた父親でしたが、普段は出前を取らない父親が「なんでも好きな物を頼んでいいよ」と、この時ばかりはいつもと違っていたとの事です。
 病院食で味気ない物を食べていた有坂方面長は、ラーメンを頼みました。この親子三人で食べたラーメンは親の温もりを感じる、親の温もりを気付かせてくれる、そんなラーメンだったようです。
 最後に、有坂方面長から「希望は心の太陽」「明朗は健康の父」、肉体の健康、会社の健康、家族の健康はリーダーである皆さんが、灯火を灯すことにより、周りの環境に影響を与え、周りの健康につながっていく。辛い時こそより力強くその灯火を灯せるよう頑張りましょう。との言葉をいただきました。
 気持ちのこもった有坂方面長の講話は、親の愛や子供の思い、気持ちの葛藤など、いろいろな事を気付かせてくれること、またそれと同時に朝から暖かい気持ちとなることができました。有難うございました。
 (文責 濱田洋光)

1月31日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)優樹 代表取締役社長 下野 政城氏(高知東倫理法人会 研修委員長)より『凡事徹底』と題して講和を行なっていただきました。

 まずは中越会長から「今年は334日残っている、またそれしか残っていない、要は考え方一つ。」また、ロンドンオリンピック重量挙げで金メダルを獲得した三宅宏実の話があり「毎回金メダル候補であったが、毎大会5位~6位と期待に応えられなかった辛い経験、過酷な練習を続けることによる積み上げの精神、鍛え上げられた体、青春を賭けた戦いに感銘を受けた。」との挨拶がありました。

 

20130131a.jpg

 続いて下野氏の講話です。
 氏は、四国で唯一、原発を保有している愛媛県西宇和郡伊方町の出身で、太平洋戦争真珠湾攻撃で海中から攻撃した特殊潜航艇の練習場になった三机 ( みつくえ ) 湾など歴史に名を残す街です。氏はその伊方町佐多岬半島で4人兄弟の末っ子で生まれ、4700gもの健康優良児だったようです。
 自然に恵まれたいい環境ですくすくと育ちますが、小学校から中学校まで1クラス、また島民はほとんどが顔見知りという人口の少なさもあり、良いことも悪いこともすぐに広まるといった困った点もあったようです。
 高校は隣町の三崎町へ行くことになります。入学祝いには3番目の兄から時計と赤いスニーカーをプレゼントされ、また学生服は中学校時代の先輩方から当時の一部の方たちに流行っていた個性的なデザインの学生服をいただけたようです。
 そして、当時の高校は3クラスしかありませんでしたが、隣町で知り合いがいない為、いままでの規制から逃れるように高校生活をエンジョイするつもりで先輩からいただいた個性的な制服で入学式に向かいましたが、目立ちすぎたせいか2日目から高校の先輩方に囲まれるといったハプニングがあったとの事です。
 しかし、そういったハプニングに際しても、「なんとかなるだろう」と考えていたようで、下野氏の度胸の大きさが伺えます。ちなみに革靴ではなく、スニーカーをプレゼントした兄の真意は、そういったトラブル時に「逃げやすいから」だったようです。それからの高校生活は自由で楽しくのびのびと過ごせていたようですが、病気以外の欠席を除き、無遅刻・無欠席で通学するなど真面目な一面もあったようです。学生生活の夏休みや冬休みなどの長期休暇と部活の無い土日は、兄のアルバイト先のガソリンスタンドを手伝っていたようで、兄弟間の仲の良さを強く感じられます。
 下野氏の父は9ヶ月間は船上いるという外国航路の船乗りで、家族との触れ合いが少なく寂しい思いをしていたようなので、下野氏が小さい時から大人になった時まで怒られたことがなかったようです。しかし、そのお父様も正月は家族と過ごしたいとの思いから、下野氏の高校在学中に9ヶ月航路を3ヶ月航路に変更し、家族との時間を持つようにしたようです。今まで参加できなかった参観日、学校行事を取り戻すように、航路変更後は下野氏の高校へ足繁く通ってくれたとの事でした。
 下野氏の目標となっている「凡事徹底」は、以前の会社の社長から下野氏が32歳の時に紹介された鍵山秀三郎著、「凡事徹底」がきっかけになっており、「当たり前のことをあたり前のように続ける」「単純なことを極めていく」と理解されているようです。
 下野氏は、「当たり前のように家族で食事ができていますか?共働きが増え、家族で食事ができない家庭が増えているように想います。私自身も単身赴任で家族の時間が限られています。」と家族との時間、当たり前のように思える時間を作っていますか?と会場内に問われ、その言葉には「その時間を大事にして下さい」と言われていると感じました。
 高校卒業後は、家族からは大学進学の薦めもあったようですが、ホテルで働いてみたいとの思いからホテルへの就職を希望。愛媛県松山市にある有名ホテルへの就職を希望していましたが、下野氏の学校へはそのホテルからの求人が無かったようです。意を決した下野氏は、無理を承知で自分から有名ホテルへの求人を依頼しました。程なくして学校に求人募集が届いたようですが、学校ではなく、下野氏個人名義宛で求人募集が届いたようです。これには、下野氏だけではなく、学校も驚かれたようでした。
 

20130131b.jpg 就職試験は、有名大学の面々が集まっており面接試験で目立つしかないと考えた下野氏は、マニュアル通りに答える各受験生の中、自分の性格を一言での質問に「僕は爽やかバカです。」大きな声で答えたようです。総支配人を含め、会場全体が大爆笑に包まれ、この笑いに気をよくした下野氏は面接を難なくこなし、無事に就職試験を合格。就職後は、社内の人間関係や接客とも、特に問題もなく務める事ができ、今までアルバイト等で自分を教育してくれた両親や兄のお陰と感謝の気持ちが湧いてきたようです。

 その後、宴会部門や各部署に配属され、その場所その場所で下野氏の人間関係を築いていきますが、その中でも和食の料理長との出会いは大きかったとのことでした。下野氏はこの和食の料理長に大変気に入ってもらっていたようで、下野氏を再三銀杏取りに誘っていたようであります。しかし、この銀杏取りには、松山競輪場へ行くという思惑があったようで、一人で競輪場へ行くのが寂しい料理長が下野氏を誘っていたとの事でした。この競輪が好きな料理長の影響がありながら、下野氏はホテルで2年半働いた後、体力と根拠の無い自信に突き動かされ競輪選手を目指す事になります。
 しかし、その挑戦も半年で失敗しました。原因は怪我です。競輪の練習は過酷で朝5時から一日中練習が続き、ある日の練習では、松山~高知間を日帰りし、その後競輪場で練習という事もあったようです。元々の真面目な性格から一気に練習し過ぎた事からの怪我ですが、病院に行ったときにはプロの競輪選手としてはもう手遅れだったようです。
 その後、地元に帰りアルバイトをしていたが、父親から新規ホテルオープンの情報がありそのホテルへ就職、更に半年後、以前の有名ホテルの上司からリニューアルオープンのホテルの情報が入り、新しいもの好きな下野氏はそのホテルに就職することにしました。そこで妻と運命の出会いをしました。
 初めての出会いは、一番最初に就職したホテルで学生アルバイトとして働いていた時でした。この時は一言しか会話せず、お互いに「もう会うことはないだろうな」と思っていたようです。しかし、今回のホテルで再開した下野氏は運命的なものを感じ、兄がガソリンスタンドを始める事になり、それを手伝う為に田舎へ変えることをきっかけにプロポーズをしたようです。
 田舎に帰りあっという間に子供が3人、調子にのった下野氏はマイホームを建てました。自然豊かな環境で、子供はすくすく育ち、家の前の畑から取れる作物、父親の船で取れる海の幸でほぼ自給自足の生活で過ごしておりました。しかし、時代への変化に伴い、家庭燃料がガスから電気へ、それに加え過疎化による需要世帯の減少から、下野氏は32歳で単身赴任で働きに出ることを決意します。
 場所は愛媛県西条市にあるFCチェーンのレストランでした。今回の転職では、以前の転職時とは状況も変わり、結婚、子供が3人いるため後戻りはできないと強い決意をもっての就職でした。一日でも早く多くの収入を得、家族を自分の下に呼ぶことを目標に頑張ったようです。その甲斐もあり、4ヶ月目には店長職で移動することになりました。
 また、下野氏はこの転職でもいい出会いができたようで、本日の講話のお題にもなっている本『凡事徹底』はこのFCチェーン店の社長からの紹介との事です。この社長は、忙しい業務の中、週2回程度、下野氏の為に訪問し、この『凡事徹底』を読み合わせしてくれたようです。こういった社長の期待に応えるためにも下野氏は本を理解できるように熟読し、また業務に対しても積極的に取り組まれたようです。
 店長職で移動した新居浜のレストランでは、念願であった家族を呼ぶことができました。しかしながら、嬉しい事の反面、このレストランでは長年勤めているパート従業員の権力が強く、シフト管理についても大変苦労されたようで、社長からの「思うようにやれ」という言葉と下野氏の負けん気でなんとか乗り越えられたようです。このレストランでの経験が自分を大きく成長させることができたと下野氏は語っておられました。
 

20130131c.jpg

 このレストランチェーンでも次に継るいい出会いがありました。このレストランチェーンで共に苦労した同僚の店長が建築会社へ転職することになります。この店長が高齢者専用マンションの担当となり、その店長から「高松に同様の施設が出来る。その施設向けの食事を作る会社が立ち上がるが、そこで働いて見ないか?」との紹介があったようです。
 下野氏はその紹介を受けて働くことになります。そのマンションは高知にもあり、その事から下野氏は高知で仕事をするようになりました。それから業務に従事し、約2年前、当時の社長から会社の株式を全て買取り独立することになったとの事です。
 それからも様々ないい出会いがあり、「なのはなプラン」の橋田さんの紹介で倫理法人会に入会することを決められたようです。
 モーニングセミナーや創始者勉強会での気付きを携帯に保存され、迷った時には繰り返し聞いてその迷いを乗り越えられと話されていました。
 倫理法人会へ入会してから、以前は思った事がすぐに口から出る短気な性格が少しずつ改善されるなどいい効果が出ているとの事です。
 最後には、従業員に対しての感謝の言葉があり、下野氏の暖かい人柄を感じる事ができました。
20130131d.jpg 様々な人との出会いを大切にされ、またその出会いから苦難を乗り越えられてきた下野氏の体験談は大変勉強になりました。有難うございました。

(文責 濱田洋光)

 

日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月14日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

社団法人 倫理研究所 法人局 中国・四国 有坂宏一氏 

十七箇条を学ぶ

無料

100円(会場内でパン&コーヒーとホットなお話 参加自由)

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次回2月14日(木)は、社団法人 倫理研究所 法人局 中国・四国 有坂宏一方面長による
テーマ「十七箇条を学ぶ」について発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回2月7日(木)は、株式会社NANAKO 代表取締役 橋本 恵氏より、「倫理と私~私の歴史~」をテーマに体験発表をいただきました。(参加者総数26名)。

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日時

場所

講師
携行品
テーマ

問合せ

平成25年2月13日(水)
講演:18:30~19:30 (受付は18:00より)
懇親会:19:45~ 「これっと」
高知市追手筋1-3-9いしもとビル ℡8732939
(※懇親会費 お一人様 4,000円)

高知商工会館(会館内 駐車場無料)

社団法人倫理研究所 法人局 中国・四国有坂宏一方面長

「テキストⅥ」、「万人幸福の栞」

2.役職者の心得」

倫理法人会事務局
TEL088‐878‐7353
FAX088‐878‐7355

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今回の幹部研修のテーマは、「3.役職者の心得」です。「組織は人なり」で、人には役割があります。組織の目的は、役割に基づいた働きの総合力によって達成されていくものです。まずは、役員自らが役員としての役割をしっかりと学びましょう。

尚、役員でまだ出欠のお返事のされていない方は、準備の都合上、本日12日(火)の正午までに必ず事務局へ連絡をお願いします。

役員以外の方の参加ももちろん大歓迎です。
※役員は、「テキストⅥ」、「万人幸福の栞」を持参。
※役員以外の方で、テキストをお持ちでない方は、会場でご準備します。

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日時

場所

講師

テーマ 

会費

朝食会

2月7日(木) 朝 6:00~7:00(受付 朝5:30より)

ホテル日航高知旭ロイヤル (ホテル内 駐車場無料)

株式会社 NANAKO 代表取締役 橋本恵氏 

倫理と私~私の歴史~

無料

無料

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次回2月7日(木)は、(株)NANAKO 代表取締役 橋本恵氏(高知県倫理法人会 女性委員長)による体験発表をいただきます。

(株)NANAKOは香美市土佐山田町にて、エステや今話題の加圧トレーニング等を行っており、健康をベースに、いくつになっても心身共に美しく元気な女性を増やしていくための美を追求されています。

橋本氏が倫理と出会ってどのように自分を変えて言ったのか、橋本氏の実体験を惜しみなく発表していただきます。

多くの経営者の皆様、社員の皆様、未会員の皆様のご参加を心待ちにしています。

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前回1月31日(木)のモーニングセミナーは、(株)優樹 代表取締役 下野政城氏(高知東倫理法人会 研修委員長)より講話がありました(参加者総数27名)。

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 1月24日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)土佐龍 代表取締役 池 龍昇氏(高知土佐倫理法人会 会長)より『物はこれを生かす人と企業に集まる』と題して講和を行なっていただきました。

 まずは中越会長から「この寒い中、布団の温かさに打ち勝って出席された皆さんの会社は必ず繁栄します。」と力強く挨拶がありました。 
20130124a.jpg 続いて池氏の講和です。池氏が経営されている(株)土佐龍は、高知県のヒノキを原料に木工品の作成、販売をされている会社です。
 四万十川流域のヒノキを『四万十ひのき』と名付けアイデア豊かな製品を作り出し、全国に販売されています。
 41年間の会社経営、16年間の倫理法人会活動を通しての経営学、人生学を4項目に分けて語っていただきました。
 (1) 樹木は寒い冬の時期、地中で根を伸ばす
木を扱う仕事であり、自然から教わることも多い池氏は、樹木を会社に喩えると枝葉は社員、幹は幹部、根が社長であるといいます。
 春から秋にかけては地上部が活動する時期であるが、根は冬に動きます。根の先は根冠といい、非常に柔らかく土や岩の間を通って伸びていく。
 硬い根は伸長できず、企業にとって不景気(冬)の時に根を伸ばすには、柔らかな心(純情)でなくてはならない。
 松下幸之助氏も「小学5年生の心で会社経営にあたっている。なぜならその頃が一番素直な心を持っているからである。」と言ったそうでありるが、やはりトップの純情な心が会社繁栄の原点ではないかと考える。

(2) 座右の銘(照顧脚下)
 イギリスの家具職人の息子サミエル氏は、お金持ちになる夢を持って日本に来たが、何をすればいいか解からず、波打ち際の貝殻を見つけ、それを母国に送って家具を装飾したところ大ヒット商品となった。その後街灯が植物油で大変暗かったのを見て、鉱物油を輸入し大成功、現在のシェル石油となった。

 この話のように常に自分に与えられた物に感謝の気持ちで光を当てれば、そこに今まで気付かなかった発見があるものである。

(3) 摘み取る人生、繋ぎたす人生20130124b.jpg
 「運命は人の出会いで決まる」 常に自身を磨くことが必要である。

 自分を磨かないと磨かれた人と出会うことが出来ない。トップは常にチャレンジすること、これにより次へ次へと繋ぎたす人生を送ることが出来る。
 今の苦労は将来必ず報われるものである。

(4) 私なりの倫理経営
 池氏の実践の中で、社員との朝礼ではトップとしてのあるべき姿を示すよう心がけているそうです。一度始めたことは続けること、いい意味でも悪い意味でも「社長は言い出したら聞かん」と思われるぐらいでないと社員はついてこない。

 また普及は宝であるといいます、普及に行っていろいろな経営者の方と話をする中で、やはりYES,NOの返事の仕方や速効性で経営者の質を感じ取れ、これを自身に置き換え気付きを得ることが出来るそうです。
20130124c.jpg いくつかの例話を元に非常に解かりやすく、思い語られ「これからもまだまだ学び、そして実践してゆきます。」と力強く講和を締めくくっていただきました。
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 高知土佐倫理法人会メンバーが中心となって須崎の「鍋焼きラーメン」が、1月26日より新横浜ラーメン博物館に進出することになりました。池会長をはじめ皆さんの全国区での活躍を期待します。
(文責 東村英幸)