3月19日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、前日の「経営者の集い」に引き続き、(有)古志薬局 代表取締役 古志 勝俊様に「一歩を踏み出す勇気」というテーマで体験発表を頂きました(参加者総数21名)。
母親の実家が薬屋でしたので、大学は薬学部に入学。卒業後は大学に残って助手をするつもりでした。
しかし、たまたま父親が所有していた駅前の25坪の土地が再開発の区画整理にかかり、代替地のビルにジャスコが入店することになったため、父親から一緒にドラックストアをやろうと説得されました。
自動車販売会社でセールスをされていた父親と創業することを決意し、大阪の同業者で2年間修業をされたそうです。
28歳で父親と創業した直後の10年間は、ジャスコの集客力の恩恵を受け、すべてやることが成功し順風満帆でした。
しかし、すぐ近くにサティが進出したため、売上が激減。さらに追い打ちをかけるようにジャスコが撤退することを表明しました。
慢心になり、危機管理が全然できてなかったそうです。
ジャスコが撤退した後のビルには、地下に地元のスーパーが入店し、1階にてドラックストアを1年間経営。
ビルの2階以上は、ロープを張って立ち入り禁止にするという悪条件の中でも、販促活動を通じて商人としての勉強をされていました。
地下のスーパーの社長に気に入ってもらい、ビル以外のスーパーの駐車場の空きスペースに100坪のドラックストアを出店させてもらえるチャンスを頂きました。
「チャンスは前頭だけに髪の毛があり、後頭ははげている。もしチャンスに出会ったら前髪をつかめ。一度逃がしたら、後頭ははげているので、神様でもすべって髪の毛をつかむことは出来ない。」
人生でも商売でも企業経営においても、とにかく前を向いて見ているとチャンスが回ってきます。チャンスをつかんだら絶対に離してはなりません。
その後、社運を賭けて300坪のドラックストアをオープンしましたが、大幅な欠損を出し2年半で撤退したことなど、現在まで3回大きな挫折があったそうです。
「人生には、このままチャレンジしていく道とあきらめていく道の二つの道があります。結論から言うと、やるかやらないかだったらやるしかない。人生は一度きり。失敗しても立ち直ればいいです。」
「たぶん自分は失敗するだろうなと思って失敗すれば、思い通りに失敗したことになります。常に成功をイメージしなければなりません。」
最後に、「倫理を勉強して良かったことは、鮮やかな夢を描き、熱意を持って社員、家族の前で夢を語ることの大切さを教えて頂きました。言ったからにはやらねばなりません。トップはいかなる状況でも明朗な心を持ち、希望を言い続けなければなりません。」と力強く結ばれました。
これからも自分の夢を追い続けて下さい。
文責 久万田 昌弘
モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて、古志様を交えて朝食会を開催しました(参加者総数8名)。
アットホームな雰囲気で盛り上がり交流を深めることができました。ありがとうございました。