モーニングセミナー

8月15日(木)青木繁氏 「田舎に倫理が来た!汗と涙の高知土佐誕生物語」

8月15日(木)のモーニングセミナーは、
ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より
エースリーエス 代表 青木繁(高知土佐倫理法人会 初代会長)より「田舎に倫理が来た!汗と涙の高知土佐誕生物語」というテーマで講話を行なっていただきました。

20130815a.jpgまずは中越会長の挨拶です。
2回「おはようございます。」といいましたが、2回目は、『お は よ う ご ざ い ま す。』というこれ以上ないくらいの大きな声での挨拶で会が始まりました。

青木 繁氏の講和です。海軍志望であった父の影響で、本日の終戦記念日には特別な思いがあるという話から、まず参加者全員で30秒の黙祷をささげました。
高知土佐倫理法人会初代会長の青木氏が倫理法人会に入会したのは、平成18年でした。
誘われて聴きに行った倫理法人会の講演で高知県出身「又川 俊三氏」の講話に感銘を受け、同行していた5人ですぐに入会したそうです。それから週に一回のMS参加の為須崎市から高知まで通いました。平成20年2月に当時の県会長より「話があるので須崎のメンバーを集めてくれ」という話がありました。高知県西部に倫理法人会を立ち上げる話が出始めていた頃で、絶対に断るつもりで須崎の会員5名で話に望みましたが、県会長から出た言葉は「ここにいる5名で開設時の役員を決めてくれ。」一枚上手の会長の話と、酒が入ると「やってやる」となる土佐人気質からその場で青木会長以下の役員が決まったそうです。それからは10月31日開設に向け普及活動が始まります。自転車のカゴに倫理法人会のチラシを入れ須崎の商店街を一軒一軒回ったそうです。白い目で見られることもありましたが、目標の50社を超え54社にて高知土佐準倫理法人会を立ち上げました。

20130815b.jpg倫理法人会での順調な活動と裏腹に、本業の印刷業の落ち込みは深刻な状況にあったそうです。銀行支援や、県外への営業等やれるだけのことをやりましたが、倫理法人会開設の直後には、倒産の危機に直面しました。そこで2人の先輩に相談をしたそうです。1人は「一度閉めてやり直すべき」でしたが、もう1人は「絶対に継続しなさい」といわれたそうです。そして『思いが強い方が勝つ』と信じ、継続に向けた取り組みを行ないました。銀行折衝、不採算部門の切捨て、大幅リストラ、私財処分まで言葉では表せない努力であったと思いますが、会社は存続し、青木氏自身そのときの経験を踏まえ、現在は経営コンサルティングの仕事も行い、事業の幅を広げています。
倫理法人会での会長職と会社の社長職、順調であっても大変だと思いますが、開設と再生を同時に実現された青木氏。これが実現できたのは、高知土佐倫理法人会、会社への強い思いがあったからだといいます。会社でのリストラに対しても、社員への思いから再就職を斡旋でき、労働問題もおきなかったそうです。
新年度9月より高知県倫理法人会幹事長を拝命する青木氏の講話は、参加者それぞれが『強い思い』を持つことが出来たすばらしい講話でした。

(文責 東村英幸)