4月19日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、有限会社寿し柳 代表取締役 濱口幸作氏(高知西倫理法人会 会長)より、『終始一誠意』をテーマにご自身の実体験を赤裸々に語っていただきました。
まずは、中越会長より、「まずは、形から整えて、モーニングセミナーに参加しやすい環境作りに努力しています。会場に、りっぱな看板が出来ました。アートフェイスの佐々木さん、ありがとうございました。現在、不景気だと言われていますが、朝早く起きて、直観力、行動力を養えば、不景気なんか怖くありません。」と力強く挨拶されました。
「寿し柳」は、前社長である浜口柳吉氏が昭和3年に創業されました。坂本龍馬の銅像が桂浜に建立された同じ年です。以来、土佐の豊かな海・山の恵みを土佐独特の寿司に、そして土佐料理にと、土佐人の食文化に深く関わりながら、その一翼を担ってきました。
濱口氏は、昭和55年に二代目社長に就任。平成13年5月にリニューアルした「はりまや橋新館」は、本格的カウンター寿司と寿司居酒屋として、地元のネタはもちろん、居ながらにして瀬戸内、東京築地の旬のネタが、しかもリーズナブルな値段で賞味することができます。
香川県丸亀市の出身である濱口氏には、二人の厳父がいました。実父は、濱口氏が19歳のときに急逝。ちょうど大学受験の直前だったそうです。しかし、東京の朝日新聞の販売所で住み込み配達をしながら、早稲田大学を卒業されました。
昭和42年に浜口柳吉氏の養子になり、寿し柳の後継者となりました。
「創業者である二人目の父から、”これからは物を作る者に価値がある”ことを何回も言われました。また、味には厳しく、”昨日に変わらず、今日の味。明日に変わらず、今日の味”を徹底的に教えてもらいました。」
倫理法人会には、平成17年に高知県の前会長である西森義信法人スーパーバイザーに誘われて入会しました。
「倫理法人会に入会することで、親父に再会できたと思いました。色々な気づきを得ることができました。」
「成功している人には共通の考え、行動があります。まず、絶対に朝が早い人。家庭を大事にしている人。人を自分の友として信頼しきって、相手に”あ、私はこの人に信頼されているんだ”と感じてもらうことができる人です。自分が人に対してどういうことができるかを教えてもらっています。」
「また、自らの夢を持ち、夢を実現するための情熱を持ち、最後までやり遂げる実行力を持ち続ける人は、必ず成功します。」
「そして、成功している人には、お互いに切磋琢磨し、大きな支えになっている友がいます。奥さんは、違った意味で支えになっています。」
「事業を継続することは難しいことです。3代続かない会社が多い中、継続するため外から後継者を創ることも大事です。今までこうだったからではなく、常に進化しなければなりません。」
最後に、「長く継続している老舗の会社の共通項は、感謝、勤労、工夫、倹約、孝行の5つのカキクケコです。この5つを実践すること、そして、倫理法人会の会長を経験することで必ず成功者になるでしょう。」と力強く語っていただきました。
濱口氏のますますのご活躍を期待しています。
モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて、濱口氏を囲んで朝食会を開催しました。
早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
(文責 久万田 昌弘)