3月15日(木)の特別モーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6時より、フリーアナウンサーの長谷川恵子氏に「好印象を与える笑顔と話し方」と題して、ご講話頂きました。朝6時からの講演は、うまれて初めてだそうで、起きられるか不安で、夜中に一時間毎に目が覚めたそうです。
■プロフィール
長谷川氏は、2008年から10年間RKC高知放送のアナウンサーをされました。そして出産を機に退職。お子様が1歳になられた頃からフリーアナウンサーをされているそうです。また、並行して、高新文化教室「あなたの魅力を引き出す笑顔と話し方」というセミナーも開催しています。セミナーでは、人前で話すのが苦手な方や、より上手に話したい方などに対して話し方を教えていて、人気のあるセミナーとなっています。
■早口ことば
まずは、参加者全員で早口ことばの練習を行いました。
「書写山の社僧正
上方僧、書写山社僧の総名代
今日の奏者は 書写じゃぞ 書写じゃぞ 」
参加者の皆さんは、難易度の高い言い回しに、間違いながらも楽しく練習をされてました。
早口ことばのコツは、一文字ずつよく見ることだそうです。
■笑顔の効用
氏は、笑顔には効用がある、と言います。
1、顔面フィードバック効果
人は、うれしいと笑いますが、笑うことによって脳が指令をだして、うれしさが増幅します。ということは、つくり笑いでも脳はうれしいと勘違いしてうれしくなる、とのことです。
2、ミラー効果
笑顔は、あくびと同様うつります。笑顔になればまわりにも広がっていくとのことです。
3、ハッピー効果
笑顔になると、悪い細胞をやっつける「ナチュラルキラー細胞」が活性化して、心も体も元気にしてくれます。そして、まわりを元気にできるようにもなるそうです。
■話し方
好印象を与えるには、相手の方に自分をあわせる、という方法が効果的だそうです。相づちだけでなく、全身で相手の話に関心をもって聞くと、やがて共感がうまれてくるそうです。
氏は、アナウンサーを目指している頃にアナウンススクールで声のトレーニングをしたそうです。トレーニングの結果、はっきりしゃべるようになると、まわりの人が自分を見る目が変わって、皆が自分の話を聞いてくれるようになった、という体験をされました。こうした経験から、たとえば就職の際の面接などでも、何を話すか、ということだけでなく、どう話すか、という点が非常に重要である、とも話されていました。
■最後に
氏は、これまでの話し方の講師の経験から感じたことがあります。多くの方から、話し方だけでなく、コミュニケーションの取り方など様々な個人的な相談もうけるようになりました。
これからは、話し方の技術だけでなく、心についての相談にものっていきたい、と締めくくっていただきました。
話し方のプロフェッショナルらしく、参加者全員が、惹きつけられる楽しく、ためになる講和でした。ありがとうございます。
(文責 中宏文)