1月12日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、門脇正和税理士事務所 所長 門脇正和氏より、『新たな一歩』をテーマにご自身の実体験を赤裸々に語っていただきました。
高知市出身の門脇氏は、昭和57年4月に税務大学校大阪研修所に入校された後、昭和58年7月に松山税務署資産税部門に着任。以後、四国内の税務署を転々と異動されました。
「税務調査官は、人を疑うことが仕事です。また、調査官によってクセがあります。提出された資料を見て、そのまま信じるような人の良い方は調査官には向かないでしょう。」
平成23年7月、高知税務署資産課税部門を最後に退職され、同年8月に税理士事務所を開設されました。
国家公務員という安定した職業を捨てて、一国一城の主である税理士への転職について、奥様は最後まで反対したそうです。
「まだ国税職員時代の収入を確保できません。自営業を始めて稼ぐことの難しさを実感しています。後悔はしていませんが、家族の理解がないことが残念です。」
「まだまだ手探り状態の毎日です。しかし、口コミで少しずつでも仕事が増えてきました。今は、土、日曜日も関係なく仕事ができる喜びを感じています。」
最後に、「早朝からこんなに元気な皆さんを見たら、私も勇気が湧いてきました。資産税(相続税)のことなら門脇にまかしたら大丈夫と言われるように、これからも自分なりに誠実にやっていきます。」と力強く語っていただきました。
モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて、門脇氏を囲んで朝食会を開催しました。
朝食会では、モーニングセミナーでは話せない税務調査の裏話も聞けて会話が盛り上がりました。
早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
(文責 久万田 昌弘)