「縁に導かれて」と題して、高知県倫理法人会、小原浩事務長に講話を頂きました。
昭和30年生まれ 小原デザイン事務所でインテリアデザインのお仕事をしながら、デザインビューティカレッジの非常勤講師もされておられます。
「縁」を大事にしておられ、単なる「えにし、ゆかり、より、ふち、はし」という意味だけでなく、縁側のように、一番心の居心地がよい場所として、人と人とを結びつけるような、深い意味を意識されているようです。
森信三先生の言葉「人間は一生のうち逢うべき人には必ず 会える。 しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」をいつも大事にしておられます。会う人は全て自分に必要な人だと思えるようになったそうです。
小原さんのお母さんがグチをこぼすといつもお父さんは「人には必ず良いところがあるから腹を立てない」と言っていたそうです。今も心に残っているお父さんの言葉だそうです。
小原さんは工業高校を出て就職。その会社もすぐに倒産してしまったけれど、一番若い小原さんの就職先をきちっと見つけてくれたそうです。
設計事務所で働きながら、デザイナーとして仕事をしたいと志し、自分の事務所を立ち上げ、4人の従業員も雇って仕事は順調だったそうです。
しかし、いつの間にか、一人辞め二人辞めてしまい、一人になって暗闇に入っていくような思いをされたそうです。
倫理法人会へ入会しても、あまりセミナーにも参加せず、家庭もうまく行かなくなった頃に高知東倫理法人会の会長のお役が回ってきたそうです。
必死になって会長職を務め、現在の大野会長に引き継がれました。多くの本を読み勉強する機会ともなり、倫理の実践をしながら、今、高知で一番元気のある高知東倫理法人会の礎を築いてこられました。現在も体じゅうに思いをめぐらして、活躍されております。
これからも高知県倫理法人会の中心となって引っ張っていただきたいと思います。ありがとうございました。
(文責 藤田和彦)