2月10日(木)373回経営者モーニングセミナーは「新世体験記 感謝の心を持てるまで」と題しまして株式会社保険丸 代表取締役 武田哲也様(松山北倫理法人会 会長)により講和をいただきました。
モーニングセミナー活性化の一貫として、福島元幸モーニングセミナー委員長をはじめとした視察団が松山北倫理法人会を訪問し、今回特別に武田会長を講師としてお迎えすることができました。
前日の懇親会で、倫理法人会憲章を暗記して発表するという約束をしてこられた、武田講師と福島委員長が実践。福島委員長は、身振り手振りの振り付きで披露。参加者全員で振りをつけながら「・・実行によって直ちに正しさが証明できる純粋倫理を基底に・・・」とやってみましたが、振りに注目してしまい、全く覚えることができませんでした(笑)
保険丸という社名は、大型航海訓練帆船「日本丸」や「海王丸」のように大自然(人間)の中で仲間と共に人も会社も成長していく、そんな存在であり続けたいという想いで名づけられたそうです。今回のお話は、「新世」(2010年11月号)に体験記としても掲載されています。「新世」についてはこちらをごらんください
(http://www.rinri-jpn.or.jp/library/magazin/library-magazin.htm)
「タケダテツヤ」といえば誰もが思わず「ええっ」と言ってしまうほど有名ですので、武田さんも名前を呼ばれても、返事がしにくかったそうです。でも思い切って「ハイ!」と返事することで、この名前をつけていただいたご両親にも感謝できるようになったと言います。
法人会の会長を引き受けられて3ヶ月目ころから、運営が上手く進まなくなったそうです。その頃家庭倫理の会から講話の依頼があり、朝5時からの「おはよう倫理塾」に毎日通えば自信につながるなと決心したそうです。
その中で、妻との関係に気づかされ、すべてを妻に合わせようと、何を言われて「ハイ」と受ける百日実践に取り組まれたそうです。なかなか続かなかったようですが、何とか百日を達成。自分に足りない部分を補ってくれるのが妻であることに気づいたそうです。
また、長年心の病で苦しむ弟さんに、いつも責め心であった自分に気づき心から詫びることが出来たおかげで、わだかまりも消えて行ったそうです。
家族への思いが変わってくることで、会員や役員への思いも変わり、「いつもありがとうございます」と自然に声をかけることができるようになり、百社達成という目標も達成できたそうです。
武田さんによると、「目標を達成したい時には、どうなりたいかを具体的に思い通りに紙に書いて、神棚や仏壇において置く」といいそうです。機会あるごとにそれを読んでいるうちに、いつの間にか、かなっているというのです。
実際に事務員さんが辞められた後、理想の事務員像を書いておいたところ、そのとおりの事務員さんと今は仕事を出来るようになったそうです。
是非皆さんも試してみてください。(その事務員さんは奥さんだそうです)
わざわざ松山からお越しいただき誠にありがとうございました。今後益々のご活躍を祈念申し上げます。
倫理法人会憲章
倫理法人会は、実行によって直ちに正しさが証明できる純粋倫理を基底に、経営者の自己革新をはかり、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献することを目的とした団体である。
(文責 藤田和彦)