11月17日(水)の幹部研修は、高知商工会館にて18:30より、社団法人倫理研究所 参与 戸田徹男氏に「天職に一生を捧げよ」というテーマで講和をして頂きました(参加者役員12名)。
戸田氏は、1945年熊本市の生まれです。父は商売をしていましたが失敗し、その後父は行方不明になりました。4人兄弟は、母の手で苦労を重ねて育てられました。
1965年に倫理研究所へ入所以来、月刊誌『新世』の編集長、法人局長、総務局長、制作局長を経て、2010年9月から現職の参与となっています。
「自分の仕事を誇りに思えない人は不幸です。初めて仕事に就いた時の感動・喜びを忘れてはなりません。」
「人は常に、現在の一瞬に生きています。その他に我はなく、これを外にして人生はありません。今日働かねば、働く時はありません。今楽しまねば、楽しむ時はありません。現在の一瞬を、最大に働きぬく、最高に楽しみぬくことが必要です。」
『天職』という言葉を、倫理研究所の創始者である丸山敏雄氏はこう述べています。「『はたらき』の目標が決まり、軌道に乗った、これを『職業』という。職業がその意義に徹し、これを楽しむとき、これを『天職』という。」
「仕事を変えるのがいけないわけでない。ただし、いま現在の自分に与えられている仕事を天職と思えない人が、これからもっとふさわしい仕事と出会えるのかどうか。」(丸山敏雄伝より抜粋)
最後に「顧客や株主も大事ですが、社員とその社員の家族の永遠の幸せを実現するための活動を追求する会社は、その経営者の元で社員は寝食を忘れて働きます。すべて根底に倫理があります。」と、力強いお言葉をいただきました。
幹部研修の後は、戸田氏を囲んで懇親会を開催しました。
多くの方の参加を頂き、最後まで時間を忘れて交流を深めることが出来ました。
本当にありがとうございました。
文責 久万田 昌弘