12月18日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、南四国綜合警備保障㈱ 代表取締役 大神隆文氏に「常に前向きの行動で道が拓ける」というテーマで体験発表をして頂きました(参加者総数19名)。
大神氏は福岡で生まれ、6歳の時、母の病死により家族がバラバラとなり、親戚のたらい回しなど人生の岐路を経験されています。
自分の力で生きていかねばならない環境の中で中学を卒業と同時に東京へ行き、苦学して高校を卒業。縁あって警備業の世界に飛び込んだそうです。
現在の会社の親会社である綜合警備保障(ALSOK)の実力主義に魅力を感じ、「俺は10年後には幹部になる」と心の中で計画を立て、そのとおり実現されました。
しかし、幹部になると突発人事があり、何と入社して現在までに14回も転勤があったそうです。いいように会社に使われているのではと「どうして俺が、何で」といつも思っていたそうです。
確かに突発人事に対して不満がありましたが、業績悪化の地域に赴任されると、持前の負けん気で、赴任先ではまず幹部とひざを交えて話し合うことから始め、全社員、お客様と一対一の対話をすることによって、問題点も見えてきたとのことです。一つ一つできることからやることにより、信頼を得ることができたと強調されていました。
再建への手腕が評価され、昨年6月に高知へ単身赴任。高知は、生まれ育った福岡と環境が似ているそうです。
今まで、決して順風満帆ではありませんでしたが、「どうして俺が、何で」というマイナス思考から「どうしたらいいのか」とプラス思考に変わることによって、トップが変われば社員も変わることを実践されてきました。
大神氏は、「過ぎ去った過去と使ったお金は取り返せません。それだったら、これから先どうするかを考え、未来に向けて色々な人との交流を大切にしていきたい。」と力強く結ばれました。
これからも常に前向きな行動で頑張って下さい。
文責 久万田 昌弘