7月1日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、「万人幸福の栞」の第10条「勤労歓喜」”働きは最上の喜び”のDVD研修を開催しました(参加者総数15名)。
DVD研修の前に、中宏文建築設計事務所 代表 中宏文氏に3分間の会員スピーチをお願いしました。
一級建築士である中氏は、「万人幸福の栞」をカバンに入れておいて、仕事に行き詰った時に、いつも第10条の「勤労歓喜」を読んでいるそうです。
第10条では、「自ら軽んずる心を持つ働きを人がいやしいと思い、自ら重んずる職業を人が尊ぶのである。つまらぬ仕事だとか、いやなことだとか考えて、仕事の好ききらいをする。こうした人は、一生涯たましいを打ちこんだ仕事につく事は出来ず、人生のまことの喜びを満喫することは出来ない。」と書かれています。
中氏は、「お客様からいいかげんな対応をされたら、こちらの対応もそれに合わせていくのではなく、どんなお客様に対しても準備を万全にして、誠心誠意の対応をすることによって、初めてお客様に自分の想いが伝わっていきます。」と力強く言われました。
安芸郡安田町の太平洋を望む事務所で、人生を変える幸せの空間をめざして、住宅・オフィス・店舗などの設計している中氏。これからも「勤労歓喜」で頑張って下さい。
DVD研修では、倫理研究所の川崎康雄元参与より「喜働」について詳しく説明していただきました。
「自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、けんめいに働く時、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである。最高至上歓喜である。」
この中の「自分の只今ついている仕事の尊さを悟って」という言葉は、表現を変えて言うと「天職の自覚」ということになります。
「天職の自覚」ということは、俗な言葉で、仕事に対して惚れて、惚れて、惚れ抜くという言葉こそふさわしいと確信します。
第10条の最後の結語では、「真の働きには喜びが伴うだけではない。肉体の健康も、物質の恩恵も、地位も名誉も、おのずからついてくる。人が生きているということは、働くことである。働く喜びこそ、生きている喜びである。」と書かれています。
倫理研究所発行のDVDは、純粋倫理の基本である「万人幸福の栞」の内容をさらに深く掘り下げ、経営者の実践力を高めていただくために制作されたものです。
純粋倫理は、「実践」が命です。もう一度自覚を新たにして、実践を通じて純粋倫理を体得していきましょう。
モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて朝食会を開催しました。
DVD研修は、参加者が少ないようですが、アットホームな雰囲気で盛り上がり交流を深めることができました。ありがとうございました。
文責 久万田 昌弘