高知県倫理法人会の西森義信会長の挨拶のあと、株式会社マツオカ 代表取締役 松岡賢氏(香川県倫理法人会 相談役)に「実践力」というテーマで講和を頂きました。
松岡氏は、現在、法人スーパーバイザーとして、全国の倫理法人会の幹部研修の講師として後進の指導に当たっています。
まず、「倫理研究所とは」からお話をいただき、一般的な「倫理」と倫理研究所の提唱する「純粋倫理」の違いを解りやすくご説明していただきました。
一般的に「倫理」とは、人が2人以上集まったときに守るべきルールをいいます。いわゆる企業倫理、道徳など、人の踏み行うべき道といわれるもので、人為的なものです。
一方、倫理研究所の提唱する「純粋倫理」は、一口で言えば、「実行すればすぐに正しさが証明できる生活の法則(すじみち)」で、主義でも、学説でもありません。心の生活法則ともいえます。
人間の行動や働きの成果や結果は、その人の「心の持ち方」「心のあり方」に深く係わっています。人は心が先行し、心の状態(心の在り方・捉え方)が言動を左右し、周囲と関わるからです。
自分で変えられるものは「自分の心」です。まず、自分から変わっていくことが大切です。行動する前に決心することが大事です。そうすれば、行動が変わり、習慣が変わり、環境が変わります。そして、人格が変われば人生も変わっていきます。
「元気な人のところに元気な人が集まります。自分自身の行動も明るくすれば、明るい人が集まってきます。」
反対に、自分で変えられない「先祖、父、母、子、天気、苦難」は、すべて受け入れなければなりません。
誰でも「苦難」はやってきます。しかし、その人にとって解決できない「苦難」は起こりません。「苦難」を必要があって起こっている激励と捉え、「苦難」は人を苦しめるためではなく、自分の心、行いを正すためのチャンスと考えます。勇気を持って立ち向かいましょう。
「苦難」の原因は、自分の「わがまま」にあると考え、その人が「わがまま」を止め、「純情(すなお)」な心境になれば、誰でも幸福に暮らせるようになります。
「純情(すなお)」な心境とは、「明朗(ほがらか)」「愛和(なかよく)」「喜働(よろこんではたらく)」という心の状態をいいます。
「ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心のことで、これを持ちつづけることが大切です。」と力強く言われました。
私の個人的な感想になりますが、倫理法人会に入会させていただき10年目となりましたが、新たな気づきが多々あり、初心に戻ることが出来ました。
新入会員オリエンテーションは、新入会員さんだけでなく、多くの会員さん、役員さんに受講していただきたいと強く思いました。
松岡氏の講演のあとは、新入会員さんを交えて懇親会を開催しました。
とても和やかな雰囲気の中で、自己紹介のスピーチや名刺交換でお互いの交流を深めることができたことでしょう。
時間を忘れるほど楽しい懇親会でしたが、最後は、高知県倫理法人会 副事務長 小笠原泰英氏の中締めで無事終了することが出来ました。
新入会員の皆様、今後のご活躍を期待しています。
役員の皆様、お世話役ご苦労様でした。本当にありがとうございました。
文責 久万田 昌弘