第319回モーニングセミナー開催される。
平成21年11月19日(木)午前6時より
ホテル日航高知旭ロイヤルにてモーニングセミナーが開催されました。
会長挨拶(久万田会長)
『秋も深くなり朝晩めっきり冷え込んで、毎朝、起きるのが楽しみな季節となりました。この11月というのは私にとっては人生の記念日が多い月です。』と会長より挨拶があり、続いて本日の講師である山岸義浩氏より講話がありました。(出席総数22名)。
テーマ:【高知を輸出ぜよ】
山岸義浩氏
株式会社山岸竹材店
高知県須崎市安和913-1
TEL 0889-42-3201
FAX 0889-42-3283
URL : http://www.taketora.co.jp/
山岸氏は高知県須崎市の安和という場所でしか生育しない虎班竹(トラフタケ)という世界に唯一の不思議な竹を【竹虎】のブランドで、加工販売されている(株)山岸竹材店の4代目社長です。
創業は明治27年の老舗で、この竹はイギリスのBBC放送が取材にも来た非常に珍しい竹だそうです。「この竹を全国の方に知って欲しい、自分たちのしていることを見て欲しい」という熱い思いから、当時はまだまだ一般には普及していなかった、パソコンによるインターネットの活用に注目し、現在は自社サイトを立ち上げて、インターネットでの販売をしています。ネットによる通信販売大手のヤフーや楽天への参加以外にも、自社のホームページを活用した独自でユニークなネット販売でウェブの世界では、第7回オンラインショッピング大賞最優秀賞を始め、多数を受賞するなど、ネット販売で活躍されておられます。
いち早くインターネットの活用に取り組み、インターネットが今日ほど一般的では無かった頃より勉強されて、ネット販売の特徴、またメリット、デメリットを研究し、現在の物品販売における購買層の意識調査や活用環境の整備という問題にも熱心で意欲的です。
山岸氏はまた、インターネットの効果的な利用は高知にとって非常に大きな武器であることを熱心に説かれました。あるアメリカでの例え話で、ネイティブアメリカンの青年と、沢山のバッファローに対する狩猟方法を引き合いに出して説明され、ネット販売の上手な活用こそは、この高知にとってこれほど素晴らしい販売方法は無い、と力説されました。
そして、進化論を唱えたイギリスの生物学者ダーウィンの言葉「最後に生き残れるのは、変化してきたものだけだ」を紹介して、高知に対しても「地元企業がどんどん減っていくような状態では、こども達の働く場も減っていく。そんなままの高知では未来は無い。今こそネットを大いに活用して、時代の変化に対応し、活性化に役立てようではないですか!」と力を込めて講話を結ばれました。
山岸氏の講話はまさに目からウロコが落ちるが如しの智恵と、実にその慧眼とネット販売に対する色々なヒントに富み、出席会員の惜しみない拍手が送られました。(文責 村上)