第317回モーニングセミナー
平成21年11月5日(木)午前6時よりホテル日航高知旭ロイヤルにて、千葉県成田市より石川邦紘氏を講師にお迎えし、モーニングセミナーが開かれました。(参加人数24名)
会長挨拶(久万田会長)
「すっかり秋めいて参りましたが、今、高知でも新型インフルエンザが大流行しているようですので、皆さんも健康には充分お気をつけ下さい。」
会員スピーチ(村上広報委員)
「泣いた赤鬼とその続きに見る友愛について」
講話:テーマ「倫理に学ぶ」
石川邦紘氏 【千葉県成田市倫理法人会 相談役】
石川先生は、現在千葉県の成田市と佐倉市で(株)石川自動車工業を経営されています。
「倫理法人会には昭和59年に入会しました。会社の創業当時は、お客様のほとんどが、ダンプやトラックの気の荒い運転手さんが大半で、当然応対する側も言葉使いなども、つい乱暴になっていました。しかし、たとえ言葉は乱暴であってもお客様とは信頼関係は築いていました。」
「そんな状態の時に倫理に入会しました。入会後すぐに専任幹事として、成田市倫理法人会の設立に携わることになりました。その時活動していて感じたことは、”運のいい人”とそうではない人が世の中にはいるということです。人に何かを勧められても、素直にすぐ取り組んでみる人は”運がいい人”ではないでしょうか?せっかく倫理というものを勧められてもその出会いを逃してしまう人がいる。」
「しかし人に倫理を勧めながら自身では何かひとつ納得しないものを感じていました。倫理の学びには”するベからず”や、”こんなことはしてはいけない”とか縛られることが多いのではないか、等と考えていました。そんな時に倫理研究所のある講師の方から、『やりたいことは我慢することは無いんですよ、大人として責任がとれれば良いんです』という言葉を頂き、急に気が楽になりました。その後、成田市倫理法人会会長として倫理運動に励みました。心の中には、別の立場にある自分の存在がある、と感じつつも普及活動の中で自分自身の勉強になることが多く、倫理を学ぶことで元気になりました。たとえカラ元気でも続けていれば本当になるのです。」
「倫理の学びを会社の活力朝礼に活かすことができたのも大きな収穫でした。始めのうちは遅刻や欠勤をする社員を怒鳴り飛ばしてばかりいましたが、私自身の心が変わると、いつのまにか社員の勤務状態も良くなり、それに連れて会社の収益も良くなりました。」
「倫理の学びは、人が悪い方へ行きそうになっても軌道修正をしてくれます。『万人幸福の栞』の序に【理屈なしに行なって下さい】とあります。”栞”を学ぶことでも正しい生活へと導いていってくれる事を実感しています。」と石川先生のご自分の半生を振り返って、倫理を学ぶことの意義と大切なことを御講話くださいました。
(文責 広報 村上)