4月30日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、(株)高知商工会館 常務取締役 小笠原 泰英氏に「栞はよき人生の取扱い説明書」というテーマで体験発表を頂きました(参加者総数13名)。
小笠原氏は、長岡郡大豊町出身で、大学卒業後、東京の会社に就職しましたが、長男ということで高知に帰り、(株)高知商工会館の経理事務の募集に応募し、昭和47年8月に入社されました。
経理事務の経験は皆無でしたが、営業部門ですぐに頭角を現し、これまで2,000組以上の婚礼を手掛けてきました。
当時は、大安の日曜日は1日5組、多い時には1日9組の披露宴を開催したこともありましたが、一度も時間に遅れたことがなかったそうです。
しかし、予期しないハプニングは多々ありました。
例えば、披露宴の司会者が遅刻し、急きょ司会者の代行をすることになったり、盛大なご祝儀を借金に回した方がいて支払いが滞り、損失をあげたこともありました。
また、相手の男性が違う2回目の花嫁さんもいたそうです。この時は、花嫁さんから「2回目もやっぱりここがいい」と言って高知商工会館を選んでくれました。
人生の門出を祝う重要なセレモニーですので、持前の責任感で無理をして働いていたところ、38歳の頃から耳鳴りと不整脈で体調を崩しましたが、会社は一度も休まなかったそうです。
「今まで色々なことがありましたが、最後に”おかげ様で”と言ってくれたことがとてもうれしかったです。」
「コツコツ貯めた資金で家を新築することができました。振り返ってみると、人生の岐路には、必要な人に出会うものです。今まで出会ったすべての方に感謝しています。そして、いろいろな荒波を超えることができたのも倫理を学んだおかげです。倫友に感謝しています。」
最後に、「倫理を勉強して良かったことは、調子の良い時ほど傲慢にならず、苦難が起こったときこそ”有難う”、そして当たり前のことに”感謝”の気持ちを持つようになりました。これからも人生のよき取扱い説明書である”万人幸福の栞”のもと、豊かな人生を送っていきたいです。」と力強く結ばれました。
文責 久万田 昌弘
モーニングセミナーの後、ホテル日航高知旭ロイヤルの22階にて、小笠原氏を交えて朝食会を開催しました(参加者総数4名)。
和やかな雰囲気で盛り上がり交流を深めることができました。ありがとうございました。