9月27日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、アシスト・クルー株式会社 長嶋徹氏(法人スーパーバイザー)より、『隨縁(ずいえん)』(縁にしたがう)と題して講話を行っていただきました。
まずは、中越会長より、「現在75歳。速く歩く練習を行っています。このように気分を変えないと、リーダーはできません。そして、自ら成功してないとリーダーはできません。働いて結果を出すことが非常に大事です。」と力強く挨拶されました。
そして、新入会員の方へ、賞状が授与されました。
続いて、長嶋氏の講話です。
■プロフィール
湘南海岸のある横浜の大磯町で、クリーニング事業をされています。創業者であるお爺様が、外国人からクリーニングの技術を学び、西洋洗濯店を開業。2002年には創業100周年を迎え、ますます発展されています。
20代・30代の頃は、しょっちゅう大磯海岸でサーフィンを行っていました。波に合わせているうちに、自然界のリズムを体で感じ、大自然のリズムや周期、そして干支や九星などの易学にも関心を持ちました。40代で、人生の後半をいかに生きるべきか、と考え、それまで学んだことが参考になったそうです。
■「祈りの経営」との出会い
創業者であるお爺様のおかげで、ダスキンとのご縁ができ、ダスキンの経営理念である「祈りの経営」に出会いました。その内容は、「今日こそが新しく生まれ変わるチャンスであり、自分に対しては損の道を歩き、他人に対しては喜びの種まきをして、物心ともに豊かになり、生きがいのある世の中にする」というものです。当初は、「祈り」という言葉に抵抗を感じたそうですが、万人幸福の栞の「祈り」の定義を読んで、その思いを理解することができたそうです。
■続ける力
「何か新しいことに挑戦しようとすると、少しくらいは目に見える成果を期待してしまいます。しかしほとんどの方が、成果が上がらずやめてしまいます。ところが、努力に対する成果は、ある時点までは全く現れませんが、ある時期を境に一気に現れてきます。」
そして、イエローハットの相談役である鍵山秀三郎氏の、「10年偉大なり。20年畏るべし。30年歴史なる。50年神のごとし」という言葉を引用され、「続けることが重要なのです。」と、自らの経験と合わせて、お話し頂きました。
■『住することなきを 花と知るべし』(風姿花伝)
氏は、クリーニング事業だけでなく、様々な事業を経営されています。
上記は、世阿弥の言葉です。「もうこれで極めたと思えば、そこでとどまることはなく落ちていきます。自分の信念や知識に固執しないで、新しい考えを常に持ち続けることが重要です。変化の激しい時代ですが、日々実践することによって、良い人生を送って頂けたら、と思います。」と、締めくくって頂きました。
『隨縁』というタイトルの通り、様々なご縁に感謝をして経営をされていて、その御恩返しをされていると感じました。素晴らしい講話をありがとうございました。