モーニングセミナー

8月23日(木) 前中博雄氏 「出会ってよかった」

 8月23日(木)のモーニングセミナーは、ホテル日航高知旭ロイヤルにて朝6:00より、社会保険労務士手島事務所 前中博雄氏(高知市中央倫理法人会専任幹事)より、『出会ってよかった』をテーマに語っていただきました。

 まずは、中越会長より、「『万人幸福の栞』をはじめから終わりまで毎日読み始めています。若い方の講話の場合、成長していく段階の話が聴けるので楽しみです。すべてピンチはチャンス。眠い一日を乗り越えて、今日も元気で行きましょう。」と力強く挨拶されました。

 続いて、本日の講師である前中博雄氏の登場です。

20120823a.jpg■プロフィール
 前中氏は、社会保険労務士(以下、社労士)として6年半の期間、仕事をされています。前職は、某大手企業でエンジニアをされていました。成果も出して、「社長賞」も受賞していたそうです。
 あるとき、高知で経営者の会に出席して、自分がいかに井の中の蛙であったか、ということを思い知らされたそうです。「地に足をつけた仕事をやりたい」そう思い、一念発起して、社労士の試験を半年間勉強して、見事一回で合格されました。
 現在は、会社経営も順調で、顧問先でのカウンセリングなど、幅広く活躍しています。

 続いて、『万人幸福の栞』の条文にそってお話しされました。以下に、ピックアップして紹介します。

■第四条 人は鏡、万象はわが師
 「私にとって、子供がわが師です。」
 ある時、息子さんがユニフォームを忘れた時のことです。息子さんは、部屋に入るときに一礼、そして退室するときも一礼をしたそうです。それを見た先生が、すごいな、と思っていたら、さらに建物を出るときにも一礼したそうです。それを聴いた前中氏が、息子さんを褒めたところ「おとうさん、いっつもやりゆうやん」と一言。氏はたいへん感動し、息子さんから学びを得られたそうです。

■第五条 夫婦は一対の反射鏡
 「私にとって、女房は一番大切な存在で、全ての大元です。」
 12年前に結婚してから、週に一度はじっくりと話す機会を持ち、仲良く暮らしています。そんな奥様が3年前に、何度も倒れたことがありました。「負担をかけていたなあ」と思い、これからも大切にしていこうと決意したそうです。

■第六条 子は親の心を実演する名優である
 息子さんが一歳半の時、突然不思議なことを語り始めました。
 「真っ暗い中にいくつかの光があった。そのなかで一番楽しそうな光のところに生まれてきたよ。」
 それを聴いた前中氏は、驚くと同時にたいへん感動し、親子の縁の不思議さを感じたそうです。

■己を尊び人に及ぼす
 息子さんに比べると、比較的おとなしい娘さん。お母さんの誕生日に、持っている全てのお金を使ってプレゼントを買ってくれたそうです。
 「お母さんが喜んだら、自分も喜べるし、みんな幸せになる。」
 誰かを喜ばすことを、自分の喜びと思える娘さんを見て感動し、人の喜びを我が喜びとすることの重要性を、娘さんから教えられました。

■まとめ
 前中氏は、「すがすがしく、さわやかな心で実りある豊かな人生を生きる」ということばを人生訓にしています。
 「倫理についても、理屈なしに活かしていきたい。2年ほど、倫理の役職から離れて、倫理を実践していきます。そうすれば普及活動もできるようになると思います。」と、締めくくって頂きました。

 仕事・家族・倫理活動に対して、真摯に向き合う前中氏の講和に、参加者は皆、たいへん感心していました。

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 また、早朝よりご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

(文責 中宏文)