モーニングセミナー

3月29日(木) 大熊富夫氏 「深願」

3月29日のモーニングセミナーは、大熊富夫法人スーパーバイザーより、「深願」というテーマでご講話いただきました。
(16社16名参加)

20120329a.jpg 大熊氏の自己紹介から始まりましたが、冒頭、英語で書くと
 「Big Bear Rich Man」
 こうなります、ということで笑いから始まり、終始、傍聴者を惹きこむ語りでした。

 子供のころ、父親からは「勉強するな、働け」と言われ、億万長者になってやると言っていた父親が印象に残っているとのことでした。
 中学卒業後、働きに出た大熊氏でしたが、学校に行きたいということを親に言うと、親子の縁を切るといわれたそうです。
 ただ、父親は大熊氏が家を出てから不眠症になるほど心配していたということを後に聞かされ、そこに父親からの深い愛情があったことを思い知ったということです。

20120329b.jpg 500坪から始めた商売も、失敗に終わります。
 その時、弁護士に言われた最初の言葉が「あんた、だまされやすい顔してる」ということでした。
 人を見るときには、その人の「言行」の中の「言」ばかりみてはいけない、人の本質というのは、その「行」いを見ればわかると
 いうことに気付いていなかったということです。
 そして、何よりも、妻の言葉に耳を傾けていなかったことが商売の失敗の原因だということに、倫理に出会ってから気づいたそうです。
 事業に失敗したときも、妻は一言「そうなると思っていた」と。
 そして、「言っても聞かないから」と言われ、それ以来、妻の意見をまず聞くことにしたということです。

20120329c.jpg 事業経営をうまくやるためには、まず家庭から。
 家庭がうまくいけば、自ずと事業もうまくいくということ、家庭と事業というのは、密接なものだということです。
 万人幸福の栞46ページの一節にある
 「夫婦は合一によって、無上の歓喜の中に、一家の健康と、発展と、もろもろの幸福を産み出す。」
 という倫理の教えにもあるように、対立しているものの合一によって生成、発展があり、それはすべてにおいて同じです。
 夫婦がうまくいっていないと、事業もうまくいかないということを教えているのです。

 最後に、日本女子ソフトボール選手の上野投手の
 「人に負けてもいい、自分の弱さに負けたくない」
 という言葉を紹介して下さいました。
 自分がやることをやる、やりたいことをやる、そして
 「逃げずに真っ向から立ち向かいましょう」
 と力強く本日の講話を締めくくられました。

 ぐいぐいと大熊氏の話に引き込まれ、あっという間の約40分間でした。

20120329d.jpg(文責 片岡淳)