モーニングセミナー

5月26日(木) 森下誠一氏 「私の60年『家庭愛』」

 5月26日(木)の経営者モーニングセミナーは、森下誠一MORISITA企画代表(高知市中央倫理法人会 副会長)を講師として招き、「私の60年「家庭愛」」と題して講話をいただきました。

20110526a.jpg 昭和24年、大豊町に生まれ。中学3年生のとき、進学を希望していたが、父親が入院となり、母親が金策に苦労しているのを見て、就職を決断し、名古屋の会社に就職。隣の家まで歩いて数分かかるような、過疎の村で育った森下氏にとって、名古屋という大都会に大変驚いたそうです。
 名古屋駅に降り立つと、駅まで迎えにきてくれた会社の方に、森下誠一と名前の書いた紙で迎えられ、住み込みの生活が始まったそうです。
 仕事だけでなく、身の周りの世話を大変良くしてくれた会社の社長には感謝の気持ちでいっぱいだそうです。人生のスタートの時に良い人との出会いがとてもありがたかった、と振り返られました。
 その後、25歳で帰高し、それまでの技術を生かして、印刷会社へ就職。昭和52年に結婚し、その後会社経営にも参画するようになっていきました。経営の勉強のためにと、いろいろな会へ入会し、出来るだけ休まず、参加してこられたそうです。
 ところが、54歳の時に、突然会社を解雇となってしまったそうです。その後はMORISITA企画として、これまでの技術や人脈を活かして事業をはじめ、今に至っていらっしゃいます。

20110526b.jpg 子どもさんの病気や借金の連帯保証など、いくつもの苦難があったそうです。そうした中で、倫理法人会と出会い、実践を始めるうちに、子どもさんの病気にピッタリの新薬と出会い今ではすっかり元気になられたそうです。
 富士高原研修所での研修を受けたとき、大事な人への手紙を書く機会があり、経済的にも大変ご苦労をかけた、奥様へそれまでの思いを書いたそうです。後日、其の手紙が家に届き、奥様の目に止まったそうです。それ以来一層仲良くなったそうです。その後は、週末はいつもご一緒にモーニングを食べにいったりして、奥様への感謝を忘れないそうです。また、墓参りも欠かさず続けていらっしゃるそうです。

20110526c.jpg 倫理との出会いと実践が家庭愛を一層強くしていくという、お話ありがとうございました。森下さんの素朴で飾らないお話がとても心を打ちました。ありがとうございます。

(文責 藤田和彦)