3月17日(水)の経営者の集いは、高知商工会館にて18:30より、(株)中西工藝 代表取締役 中西通夫氏に「原点回帰」というテーマで体験発表をして頂きました(参加者総数19名)。
中西氏は、高校時代3年間、野球部のマネージャーを務められました。
自らの経験により、4人の息子さんにもレギュラーにならなくてもいい、野球を通じて大切なものを学んでほしいことから、野球を勧めたそうです。
大学卒業後、サラリーマン生活を送り、「営業成績には自信がありましたが、28歳の時、冬のボーナスで同僚より4,800円少ないことがわかり愕然としました。」
一大決心し、その日のうちに奥様に独立を相談したら、二つ返事で了解をもらえたので、30歳で退職し、父親の会社である(株)中西工藝に入社しました。
倫理法人会への入会のきっかけは、平成12年4月、出張先の「ホテル東日本」での掲示板に、明朝モーニングセミナーを開催するお知らせがあり、たまたま参加したところ、初めての参加にかかわらず、皆さんから笑顔いっぱいで迎えていただき、スピーチもさせてもらったので感銘を受け、京都に戻ってすぐに入会したそうです。
中西氏は、現在、朝4時の朝起きを実践されています。
朝起きて、今日やるべきことを書きあげると、想ったとおりのことが起こるものです。
「モーニングセミナーが一番の基本です。朝起きの実践をすることにより今までの習慣を変えることが出来ます。」
平成20年9月に京都府倫理法人会の会長を拝命され、会長職を通じて、習慣・考え方を変えることができ、会社の業績も良くなったそうです。
「会長として、やるべきことをやるしかありません。倫理法人会で経営者の心構えを学ぶことにより、あたりまえにこうしなければならないこと、目に見えないものを大切にすることを実践しています。」
「会長を受けることによって、日常生活や仕事の面でのいろいろな問題を受け入れやすくなりました。」
京都から一緒に高知に来られた奥様からは、「最近、穏やかになったね。」と言われているそうです。
「夫婦が仲良く家業に精を出していれば、子供は必ず後を継ぐ。」と言われています。
後継者を育てるためにも、これからも、夫婦二人三脚で仲良く頑張って下さい。
講演の後は、中西氏と奥様を囲んで懇親会を開催しました。一人ずつマイクを回し、講演の感想や自己紹介で盛り上がりました。高知市のメンバーは、雄弁ぞろいです。
ご協力ありがとうございました。
文責 久万田 昌弘