2月25日のモーニングセミナー(第330回)は、昨夜の倫理経営講演会の講師お二人にご講演をいただきました。
先ず最初に『人から人へ「信成万事」』と題しまして、株式会社 和光産業 代表取締役 児玉雄二様にご講演いただきました。
児玉様は建設業や不動産業をされておられます。ゼネコンへ就職されその後体調を崩して入院。突然のお母様が亡くなられるなどの苦難を経験され、3年で九州に帰り、住宅営業に取り組まれたそうです。3ヶ月で成績がでなければ辞めざる終えない営業。もう辞めようと思っていたころ、食事をご馳走になるなどお世話になった方に、辞めるつもりで業界の話などをしているうちに気に入られて契約をいただき、その方からの紹介でトップセールスとなったこともあったそうです。
その頃の飛び込み経験から、倫理の普及も全く苦にならず、普及活動の成果がいつの間にか仕事にもつながり、事業も益々発展される中で、日向市倫理法人会を立ち上げ、現在では延岡市倫理法人会会長としてご活躍されております。
会員満足をいつも心がけられ、会員の方々にはがきを書かれ、モーニングセミナーに参加いただいた方にまたお礼のはがきを出されるなど、人のとのつながりを大事にされていらっしゃいます。この人のつながりが仕事にもつながっているのだと結んでいただきました。 本当にありがとうございました。
続きまして株式会社 芝寿し 代表取締役 梶谷 晋弘様に『倫理経営のすすめ』と題してお話をいただきました。
会社が発展するのは、経営者の「念い」です。人の成長を願ったりする「念い」がその企業を変えるのです。「おもい」には3種類あり、「思い」「想い」「念い」があります。経営者はいつもお客さまが喜んでいただけるように、誰かに貢献したいという念じる「念い」が必要なのだそうです。
「思い」は自利的で小欲、「念い」利他的で大欲なものです。「想い」はその中間的なイメージでしょう。
心の田んぼは放っておくと雑草が生えてしまいます。その雑草を取るのが、この週に一度のモーニングセミナーなのですね。
鍵山秀三郎氏の「盥に一滴の水」のお話、「盥(たらい)に水一滴を垂らしても、見た目に何の変化もありません。 しかし、一滴分の水は確実に増えます。たとえ増えたことを確認できなくても、私は努力することにしております。」を引用され、梶谷様は毎日一滴のブルーインクをたらいに入れていくことで次第にブルーに染まっていくように、人づくり、会社づくりをしていきたいと結んでいただきました。
お二人のお話には含蓄があり、時間があまりにも少なくてもったいないような思いで、モーニングセミナーを終了いたしました。39名の参加をいただき本当にありがとうございました。
文責 藤田 和彦