12月3日のモーニングセミナーは、学校法人平成学園 理事長 大野香葉美(法人レクチャラー)氏による体験発表でした。
テーマの「天網恢々、疎にして漏らさず」の意味は、「天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕まえる。悪い事をすれば必ず天罰が下る」(広辞苑)という意味です。
大野氏は、平成学園グループのひまわり幼稚園、あとむ幼稚園、子育て支援センター夢工房を経営されており、高知東倫理法人会でも普及拡大委員長として中心的な活躍をされています。
大学を卒業し、教師・飲食店・不動産業などを経て現職に付かれました。これまでのご自分の仕事や家族に対する考え方や行動が、すべて今の結果として表れていると思い知らされているとのことでした。天は必ずその行ないを見逃さず、その結果を今こうして味わっているのだ、ということを、就職から独立、幼稚園の開園まで、熱く語っていただきました。
わが子のためにと思って設立した幼稚園に入学できなかったわが子。働いているときには省みることのなかった家族への思い。母として、妻としてご自身の生き方を考えさせられたそうです。
3年前の幼稚園の研修会場での「職場の教養」との出会が倫理への入会のきっかけとなり、自分の足元をしっかりしていこうと決意され、毎回モーニングセミナーに参加しようと心に決め、今も実践しておられます。
「お勤めしていても幼稚園」という考えのもとに創められた平成学園では、親心を持って職員を育て、職員も育てられたように子どもたちを育ててくれる、という良い教育の連鎖を目指し、奢ることなく、心を澄ませて、一日でも長く倫理を続けて行きたい、と結んでいただきました。
熱い思いが伝わってくるお話でした。高知市倫理法人会でのお話は、今回が3回目となりましたが、また新たな実践の体験発表をお待ち申し上げます。ありがとうございました。
文責 藤田 和彦